Linux 仮想マシンのバックアップ・リストア (ARM編)

Junko Inui

最終更新日:2016/10/18

こんにちは。Microsoft Azure テクニカル サポートの乾です。

今回のトピックでは、Azure Backup を利用して Azure 上の Linux 仮想マシン(ARM) のバックアップとリストアを行う手順についてご紹介します。仮想マシン内部のOSが破損してしまった場合や、以前設定していた構成を元に戻したい場合など、いざという時に備えて、今回の方法をご活用ください。

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、更新日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

バックアップ手順


  1. Azure ポータル を表示します。
  2. 左側ペインより「その他のサービス>」->「Recovery Service コンテナー」をクリックします。

    RecoveryContainer

  3. 「+追加」をクリックします。

    AddContainer

  4. 「名前」などを入力して「作成」をクリックします。※「場所」にはバックアップ対象の仮想マシンと同じリージョンを選択します。

    CreateNewContainer

  5. 2 の直後の画面に戻り、一覧より作成したコンテナーをクリックします。

    SelectContainer.2png

  6. 「設定」メニューより「バックアップ」をクリックします。

    SelectBackup

  7. この後に、「バックアップ ポリシー」や「バックアップ対象」を選択して「OK」をクリックします。

    BackupSettings

以上で仮想マシンのバックアップの設定は完了です。

リストア手順


  1. 「バックアップ手順」の 5 の直後の画面を表示し、「設定」メニューより「バックアップ アイテム」をクリックします。

    backupitem

  2. バックアップアイテムの一覧より、任意のアイテムをクリックします。

    choosebackupitem

  3. 「復元」 をクリック

    restore

  4. 復元ポイントの選択、仮想マシン名などを設定して「復元」をクリックします

    restorevm

以上でバックアップ アイテムからのリストアは完了です。リストアが完了すると手順 4 で指定した仮想マシン名の仮想マシンが作成されます。

補足事項

 

関連ドキュメント


 

FAQ


Q: 復元した仮想マシンに可用性セットを設定したいのですが、どのように設定すれば良いでしょうか。

A: 以下の記事の手順をご参照ください。

リソース マネージャー (ARM) 環境で既存の VM を新規作成の可用性セットに追加する方法

リソース マネージャー (ARM) 環境で既存の VM を既存の可用性セットに追加する方法